防風(ボウフウ)の作用や特徴

防風の作用などの特徴

 

防風(ボウフウ)は、セリ科のボウフウ(Saposhnikovia divaricata Schischkin)の根を乾燥させた生薬になります。

 

主な生産地は中国の黒竜江省や内モンゴル自治区となり、比較的寒冷な地域で採取される植物となっています。

 

味は甘く、体を温める作用があります。

 

含まれている成分

 

インペラトリン クマリン誘導体。解熱・発汗・鎮痛作用などがある。
ベルガプテン クマリン誘導体。光毒性を持つため肌に塗るのは非推奨だが、漢方として飲む分には問題なし。
スコポレチン ノニなどにも含まれる成分。血管を柔らかくする若返り作用がある。
ファルカリノール ニンジンにも含まれる健康成分で、殺菌作用がある。
ファルカリンジオール こちらもニンジンに含まれており、殺菌作用を持つ。

 

※その他の成分

 

クロモン誘導体:メチルビサミノールグルコシド、メチルビサミノール、ハマウドール、シミフギン
サポシュニコバンA,B、C   など

 

成分の薬理

 

成分

薬理

メチルビサミノール

血圧降下作用

ハマウドール

血圧降下作用

シミフギン

血圧降下作用

ファルカリノール

抗炎症作用

ファルカリンジオール

抗炎症作用

サポシュニコバンA、B,C

免疫賦活作用

 

薬能

 

基本的には風邪などが原因の骨・関節の痛み、麻痺やしびれに用いられる。頭・眼の機能を改善し、めまい・頭痛、手足のつっぱり、けいれんの治療にも使われる。

 

防風通聖散での役割

 

防風(ボウフウ)には利尿作用・排便作用があり、代謝を促進させます。そのため、防風通聖散の代謝促進作用に一役買っており、結果的に内臓脂肪を減らすのを助けます。

 

防風が利用されている漢方

 

  • 十味敗毒湯
  • 川芎茶調散
  • 当帰飲子
  • 桂枝芍薬知母湯
  • 治頭瘡一方
  • 治頭瘡一方去大黄
  • 消風散
  • 清上蠲痛湯(駆風触痛湯)
  • 清上防風湯
  • 独活湯
  • 疎経活血湯
  • 秦芁羗活湯
  • 秦芁防風湯
  • 立効散
  • 荊芥連翹湯
  • 荊防敗毒散
  • 釣藤散
  • 駆風解毒散(駆風解毒湯)

 

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